2017/12/31

こーどねーむ「ホンコン」 with Arduino

 スーファミ・ゲームの事を書いたので、一応記事にしておく。年末の記事だが、時系列的には、もっと前、内容も古い。下記のダンパーは既にバラして作り直し済み。


 エミュレータや吸い出し機の話をすると、すぐに違法だなんだと、ケチをつけたがるやつがいる。DVD なんかは、私的複製でもプロテクトを解除するからダメとかいう、キチガイじみた法律が出来た。ゲーム・ソフトもそれと同じという主張だ。だが、昔のゲーム機のソフトは、暗号化はされていないので、自分の持ち物をどうしようが、問題はないはず。アップロードや、ダウンロードがどうのというのは、別次元の話。
吸出し機リンク
 こーどねーむ「ホンコン」 with Arduino を作る cakkera102氏の Arduino MEGA 版
 こーどねーむ「ホンコン」 with Arduino cたにやま氏の Arduino Uno 版
 昔からのゲームオタクならば、各種ゲーム機といっしょに、この手の謎デバイスを持っているはず。昔の吸い出し機は、パラレルポートを使ったものだったが、今時は、USB 経由の Arduino で出来るらしい。上記リンク、akkera102氏のは、Arduino MEGA に、カセットスロットと、実にシンプルなので、まねて組んでみることに。

 カセットを差し込む受け側のスロットは、2.54mm ピッチの片側 23x2=46ピン以上のものが必要。これが、なかなか見つからない。結局、NINTENDO64用の50ピンので間に合わせた。Arduino MEGA の上に乗っかる仕様にしたかったので、空シールドを使って、ちまちま手配線した。接続数が多いのが面倒なだけで、難しいわけではない。

 インジケータ用の青色LEDと、デバッグ用の LCDモニタのコネクタを追加。空シールドのリセット用タクトスイッチを、軽い力で押せるマイクロスイッチに交換。配線が楽そうな向きに合わせてハンダ付けしたら、カセットの向きが逆だった(笑)。男は細かいことを気にしちゃあダメなんだよ。

 未完成のWindows 側コントロールソフト。Arduino に命令を送ってデータを受け取る。元ソースを参考に、Delphi で組み直そうとしたが、そもそもの仕組みがわかっていないものだから、作業が進まない。これじゃ駄目だと、スーファミのロムまわりの資料を、しばらく眺めたが、中々難解。わからないなりにも、Arduino 側の配線の役割と、ロムのタイプによって色々と処理も変えないといけないのも分かった。
スーファミ資料リンク
 SNES Kart  ピン情報
 SNES LoRom Memory Model HiROM より面倒
 なんだかんだで、とりあえず、ジ・アトラスのセーブデータは出し入れ出来るようになった。肝心のデータは、テストを繰り返すうち消えてた(笑)。がっくりしつつも、また、最初から始めることになったが、エミュでやれば、セーブ&リロード使いまくりで、ゲーム進行は速いはず。

 市販の吸い出し機を買っても、数千円から1万円くらいだし、電子工作の道具とか持っていないなら買ったほうが早い。それでも、Arduino は、他でも色々使いまわせるし、何しろ素人でも扱えるシンプルさ、学習のしやすさ、興味あるなら試してみるといい。

他の吸出し機リンク
 Cartridge Reader Shield for Arduino Mega 2560 N64 や GB も読めるらしい
The Atlas(ジ・アトラス)の世界地図を描き起こす 力技www
オリジナル吸い出し機 最終的には、ゲームボーイ用も兼ねる

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