HTPCをファイルサーバに変更する作業中。ついでに行った CPU交換の BIOSアップデートに失敗した。別に書き込み中に停電したとかでもなく、無事?に書き込みが終わったのに、再起動後、CPUファンが回るだけで一切反応しなくなった。こういうときの為に、各PCを2セットづつもっているはずなんだが、しくじって何故か2台目も起動しなくなるという恐ろしい事態に。
結論からいうと、丸2日かけて復旧できた。バックアップしていたBIOSを、USBaspを使って書き戻して、さらに起動した実機で最新のに更新した。失敗したアップデートとの違いは、BIOSメニュー内のアップデートツールか、DOSから実行したものかの違い。深く追求しても、又、動かなくなるのも困るので余計なことはしないでおく。
BIOSチップは、Winbond の W25Q64FVAIG という8ピンDIP仕様。ソケットで、付け外しが自由。マザボによって型番、仕様は違うので要注意。電子部品として別途購入も可能。
Arduino の書き込みで使う USBasp を使ったが、メジャーなのは、CH341aのライタらしい。治具もブレッドボードも不要で、そんなに高くもない。DIP タイプの BIOSチップなら加工なしで使えそう。
3.3Vで指定通り結線して、AsProgrammer というライタソフトを使う。USBasp だとやたら遅いが、何度も使うものでもないしね。
一応、起動するようにはなったが、怪しいかも。しばらく様子見。ダメなら、HDDの交換ベイを諦めて、NECスリムサーバに戻すか。電源の性能の違いか、NECの方が省電力。しょぼくても、サーバ(本物)だしな。
それにしても、小さなチップ一つで、動作不能とか、書込み手段を知らなければ、マザボ自体を捨てるしかなかったろうに。何事も知識は大事。