2014/04/08

NEC PC-9801n-23 テンキーボード 改 #1


 NEC の 黄金時代、PC-9801ノート用オプションのテンキー。当然、年代もののメカニカル。これも、2,3個動きの悪いキーがあって残念な状態。劣化してなければ、アルプスに負けないくらい素晴らしいんだが、いかんせん、スイッチの分解が無理なのが致命的。交換用のマトモなスイッチを手に入れるのも難しい。いくら、レトロ・キーボードが好きでも、メンテが難しいようでは常用できない。

 先日組み直したコンバータの ダ・ヴィンチ32U が余ったので、実験用に、TMK Keyboard の 98→USBコンバータを作ろうとしたのだが、上手くいかない。キーは認識してるようだが、反応悪いし、入力も出来ない。そもそも、ソースの中身なんぞ、よく分かってないから、いじりようもない。とういわけで、98コンバータは諦めて、キーボード自身のマトリクスを乗っ取って動かすことにする。信号変換ではなく、縦横のキーマトリクス全てを結線して直接操作するやり方。これが理解出来れば、オリジナルなキーボード作成の知識になるはず。
参考リンク
 TMK Keyboard keyboard controller firmware for Atmel AVR USB family
 How to build your very own keyboard firmware deskthority
 チュートリアルを見ながら、試行錯誤した結果、とりあえずは動いてるっぽい。最低限のところだけしか理解できていないが、5つあるファンクションキーを、レイヤ切り替えにして、入力できた(たぶん)。

 単純に、USBで動かしたいだけなら、拡張キーボードⅡでやったように、他のコントローラ基板を乗せ替えるのが、技術的には簡単(作業自体は面倒)。テンキーレスやフルキーボードならば、小細工なしでもそのまま使えるわけだから外付けのコンバータや、基板の乗せ替えで問題ない。配列が特殊で、独自の割り当てをしたい、とか言う場合は、今回のように USB接続のマイコンを部品代わりに使って、オリジナル動作のコントローラを作成する必要が出てくる。

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